経験あり
私にとって人生における最初で最後の始末書でした、始末書って貴方の会社では用紙そのものが存在していますか、多分、無いのでは ?、私の知っている始末書はサスペンスドラマにて、熱血ドジ刑事が上司から指示されてイヤイヤ書かされる場面でのみ使われる言葉です、ドラマの中で始末書のフォーマットが紹介された場面を見たことがありません、警察や刑事の世界では始末書は実在するのかもしれません、私も確かに始末書は書いたのですがフォーマットの印象がありません、それもそのはず、私が入社一年目の出来事なのですから
磁気テープとは
かろうじて、カセットテープを知っている人は多いでしょう、あのカセットテープの巻く方、巻かれる方の片方のみを抜き出したフリスビーくらいの大きさの物です、何事も最初は小さくはありません、電話がそうであったように、フロッピーディスクがそうであったように、パソコンがそうであったように、大きかったのです、時代の流れの通過点的な代物です、今はどこへ行くと磁気テープを見られるのでしょうか、とっさには返事ができません
やってしまった
懐かしいですね、言葉の印象です、大きな持ち運び可能な磁気ディスク装置も健在でした、DIPS(ディップス)用の保存媒体として利用されていました、人間の力で持ち運びが可能だったのです、ですから、磁気ディスクとその横に磁気テープが重なって置いてある状態は頻繁に存在していました、私は重なった真ん中の磁気テープを取り出そうとしたのです、すると、一番上の磁気テープが・・・・・、そうです、落ちたのです、しかも、横の磁気ディスク装置の真上に、瞬間にプラスティック破片が飛び散った思い出が残っています、それを見ていた当時の上司の方が「始末書、書いておいて」と、意外と軽いノリで言われたのです、始末書を書きましたが以降のお咎めは一切ありませんでした、当時の日本経済は絶好調の時代です、DIPSは電電公社(現NTT)のマシンです、もし、自腹を切らされたら磁気ディスク装置の価格は一回や二回のボーナスで補える金額ではありません
最新禁止騒動
磁気テープの利用目的もバックアップです、磁気テープ用のラベルへ保存内容と日付を記入し磁気テープへ張って、保管棚へ立てて保存するのです、私は磁気テープの保存作業担当者でした、ところで、最も新しい情報を最新と呼びたい人間の心理はとてもよく理解できます、バックアップ作業が完了すると磁気テープのラベルへ思わず最新と書いてしまうのです、ある時、バックアップ用の磁気テープを棚から出してみると、出るわ出るわ、最新、最新、最新、確かに日付を書いてはいるものの、むしろ、最新は混乱を導く要因でしかないのです、そこで、こんな嘘みたいな連絡が来ました、最新禁止令(ラベルに最新と書くな)当時は笑いましたが今は懐かしい思い出です


コメント