C10 3か月単位の仕事から見える世界

C.非正規社員の憂鬱

火を噴いているプロジェクトを感じる理由

喫煙室で何人かの非正規社員で現状プロジェクトについての意見会をよくやりましたね、結果として事態が良くなっているようには感じませんでした、そして、全員が3か月程度の作業なので、いつまでここにいるのかを知っています、一か月、二か月を過ぎると、馴染みの非正規社員がいなくなっている現状も実感できます、月末になると去る人、新規に来る人で机の移動が頻繁に行われていました、もはや、見慣れた光景でした

去る非正規社員と来る非正規社員

開発フロアーにて3か月の仕事をするだけでも、1か月後、2か月後のプロジェクトの現状を再確認できる瞬間があります、それは去る非正規社員数と来る非正規社員数の比較です、もし「増えたなあ~」と感じたのなら、このプロジェクトは間違いなく火を噴いています、非正規社員数が減っていれば、それなりの順調なプロジェクトなのだろうと感じます、そして、この直感は正解に違いないが私の感想です、プロジェクトが順調に向かっていれば短期間採用の非正規社員は少なくなるはずです

優秀な非正規社員の連続採用は難しい

3か月の期間を終えた優秀な非正規社員のAさん、火を噴くプロジェクトを去るに当たって派遣先企業が派遣会社にAさんの連続勤務を申し込んだとします、ですが、派遣会社は拒否する可能性が高いと思われます、理由は、Aさんの次の仕事が既に決まっているからです、優秀なAさん、派遣会社は3か月、次の3か月、とスケジュールを組んでいるはず、このスケジュールを壊されることに賛同はしません、そんなことをしたら、Aさんが就業する次の派遣先企業との信頼関係が壊れます、と同時にスケジュールそのものの意味が無くなってしまいます

後味の悪さと効率の悪さ

3か月作業を二人連続採用するよりも、一人半年の方が効率が良いに決まっています、一人の非正規社員が着任するとマシンの準備、メールやその他アプリの準備、サーバーへの環境追加、何よりもプロジェクトの現状を教え、何をしてほしいのかを教え、質問を受けたり、この時間だけでもかなり要します、そして、この非正規社員が去る時、このプロジェクトで得られたノウハウはそのまま持ちさられてしまいます、正社員なら今後の自社開発へ活かしてもらえたであろう知識が流出するのです、非正規社員採用は一時金を払わず、昇格の心配もせず、安さだけが魅力なのですが、採用側もその報いを受けているのも現実なのです

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