C11 そこそこなA級技術者が生まれる理由

C.非正規社員の憂鬱

見たことありません、聞いた話です

火を噴いているプロジェクトに素晴らしいA級技術者がやってくると噂が立ちます、いざ、仕事をさせてみたら、成果は出ず、A級技術者には到底見えない、そして、口に出さなくても皆が同じ感想を持ちます「誰がA級技術者と言ったのか」と、私の想像ですが、こんな話は意外と多いと思います、何より、A級技術者と思われた本人が「自分はそんなことを言っていません」と言いたかったに違いありません

情報が錯綜、高く売れると皆が喜ぶ

優秀な技術者、評判上々、採用されて仕事に就く、この技術者に関わった全会社が儲かる、売り込む方は少しでも優秀である点をアピールしたい、なので、こんな想像をしてみましょう「XXXXの仕事経験がありますか」と質問され「少しだけ経験があります」と答える就業希望者「少しだけ」がそのうち「経験ある」と伝わります、しかも、狙いはあの’火を噴いているプロジェクト’、売り込む側は最大のチャンスと思うでしょう、実は私、こんな経験があります「YYYY言語の経験有りますか」と聞かれ「YYYY言語の経験は有りませんがZZZZ言語の経験があります」と答えると「じゃ、大丈夫だね」と、その後はトントン拍子に話が進みました、付け加えておきますが、私はダメダメ技術者ですよ(偉そうに言うな、笑)そんな私がZZZZ言語の経験者として派遣先のプロジェクトに就いたのです

派遣先からの求人票、ここからの長い旅

派遣先からの求人票(が存在したとします)、いざ、該当すべき技術者(非正規社員)が内定するまで、一体何社の方が関わったでしょう、どこかの段階でAさんが候補として相応しいとなりました、このAさん情報が次の会社、その次の会社、最終的には派遣先の企業へと伝わります、履歴書だけでは読み切れない部分もありますが、ややおかしな記述があったとしても、実績と経験有り、この一点だけでスルッと通過する場合があります、そうなると、派遣先は派遣会社からの信用だけで採用を決定します、すると、あらあら不思議、そこそこレベルの技術者がA級技術者として派遣先プロジェクトでの就業に至ってしまいます

オウム真理教

かつて、信じられないニュースがありました、オウム真理教の信者が国のシステムに関わる技術者として勤務していたのではないかとのニュースが流れました、なんでそんなことが起きるのか、それはプロジェクトに来るまでに何社もの段階を歩む過程で、就業する非正規社員の情報が次第に曖昧になるからです、それにしても、オウム真理教とは驚きですね、最初に採用決定した人に反省を促したいですね、目先の儲けに目がくらんだと言わざるを得ませんが、私の経験では宗教関連の方は礼儀や挨拶のマナーが素晴らしい人が多いのも事実です

コメント