T021 ローカル路線バスの旅、楽しさ教えます、祖谷の教訓

T.一人旅へのいざない

何を食したのか、何を鑑賞したのか、いくら使ったのか・・・ではなく、 何へ興味を示すのかが旅の醍醐味である

バスと他交通機関との決定的な違い

速い乗り物、豪華な食事、心地よい接待、このような快感を求めるのならばバス旅はお勧めしません、そもそもバスは速くありません、急行や特急のバスは停車するバス亭を減らしているだけで全てのバスは同じ速度で走行します、バスは同じ空間内に他人と同居します、ですから、人を楽しめない方にもお勧めできません、列車や地下鉄との大きな違い、それは信じられない大自然の中にもバス亭は存在しています、ですから、いざバスを降りてみたら「なんなの、ここ、な~んにもない」みたいなバス停は日常茶飯事と言って良いでしょう、ここまでの話を聞いて「や~めた」と思うか「楽しそう」と思うかはあなた次第です

バスは不自由な乗り物、何が楽しいの?

長距離バスなら指定席の確保が可能です、しかし、路線バスは必ず座れる保証はありません、座れたとして隣には他人が座って当然の乗り物です、バス内での飲食についても遠慮するのがマナーでしょう、音は出せません、不自由だらけですね、ひたすら乗車し続けて目的地を目指します、一体、何が楽しいと言うのでしょうか

あなたも歴史の証人になれる

「次はXXXX小学校前」のアナウンスが聞こえました、バスは止まりました、いやいやどうして、バスは停車せず通過の可能性が高いでしょう、私は思わず左右をキョロキョロしてしまいます「どこに小学校があるの」見渡しても小学校はありません、取り壊されたに違いありません、現在は人も居なければ建物も無い、まさに「ポツンとバス停」であってもバス停の名称は残されます、そんな時、ふと頭をよぎる思い、一体、過去にどような歴史があったのでしょうか、それは先人達が残した生き抜く戦いの歴史なのです、今できることは想像だけかもしれませんが

見逃すな、景色への貪欲さが楽しい、祖谷の教訓

海岸線を走るバス、車窓の片側の景色は海、片側の景色は山、私は必ず海側の景色が見られる椅子に座ります、しかも窓側席は必須です、まさに子供のような純真な思いで景色を見ようとするのです、このような強い思いはある経験から来ています、平成5年、私は徳島県の祖谷へ旅行に来ていました、祖谷から池田へ向かうバスは崖に沿って走ります、車窓の片側は谷、片側は山、どちらに座るべきかは明白でしょう、私は必死に谷底を見ながらバスに乗っていました、そして、心の底から思えたのです、バスから見える景色はなんと素晴らしいものなのか、素晴らしい景色はのんびりと楽しむべきであり、バスの速さは感動を得るには最も適した速さである

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