T099 ピンチだったあの時、99(キューキュー)した旅のお話

T.一人旅へのいざない

何を食したのか、何を鑑賞したのか、いくら使ったのか・・・ではなく、何へ興味を示すのかが旅の醍醐味である

バス路線は廃止されていた

私の散歩哲学に同じ道は2度歩かない、つまり、往復するなんてもったいない、歩いて歩いて一筆書きのように歩いて元に戻るを散歩の理想と考えているのです、ここからは山口県のお話です、水物散歩(T066を参照)が好きな私は数キロを川に沿って歩き続けた地点から出ているバスに乗る予定でいました、歩いて歩いてヘロヘロとなりバス亭へ到着・・・・と思ったらバス停に貼られていた一枚の紙、それはバス廃止のお告げ、愕然、このような山奥、これからどうすべきか、選択肢は川に沿って戻るしかありません、戻ったところで交通機関があるのか否かも不明、ここで嘘のような幸運がありました、車を降りて自分の方向に歩いてくる一人の男性、目的はタチション、彼は空車のタクシー運転手でした、偶然に感謝ですね

最終列車、暗かった駅

平成4年の3月、初めての長期九州旅行、当時はまだ宮崎県の高千穂鉄道が走っていました、最終列車に乗り高千穂駅に着いたのですが・・・・・、今までに何度か同じ経験があるのですが駅が市街地から遠く離れた場所にある、今回も同様でした、初めての場所、しかも暗くて駅近くは住民の気配すら感じません「さあ、どうしよう、住所は知っているけどホテルまでどうやって歩くのか」と悩んでいたのですが、最終列車で降りた方が私以外に2,3名いました、私は歩く方について行ったのです、すると次第に遠くから灯りが見えて来ました、時刻はすでに24時近く「助かった~」と思いましたね、運よくホテルもそれほど苦労せずに見つけられました、こんな時のホテルの対応としては誰かは居ると思いきや、フロントには私への注意事項が書かれた紙と鍵が置いてありました、長閑なホテル、ここでは犯罪なんて起きないのでしょう、にも関わらず、翌日の6:30にはホテルを飛び出した自分、天照大神が待つ高千穂峡へと向かったのでした

財布を失くした話

旅行先のドラッグストアで私は財布を忘れました、大慌てで店に戻った私、こんな誰も知らない場所にて、こんな初めて来た場所にてスッテンテン、追い剥ぎにでも襲われた(わけではないのだが)気分になってしまった「どうすりゃいいの~~さ、思案橋」なんて言ってられない、店で確認すると店員が財布の特徴をネホリハホリと質問してくる、どうやら財布は届けられているようだ、店員からビニール袋に入れられたMY財布を見た時はとても安堵しました、誰が届けてくれたのかわかりません、ひたすら感謝感謝感謝!!!

届けた話

逆もあるんですよ、私が届けた話を2つ紹介しますね、旅の話ではありませんが
・銀行のATM上に無造作に置かれていた大金、そのまま銀行へ届けました、すぐに持ち主から電話が来ました、とても大切なお金だったらしく何度も何度も感謝の言葉を述べていました、当時の私は普通であり感謝されるような行動をしたとは思っていませんでいた、ですが、もしお金に困り果てていたのならどうなっていたでしょう、もしかして犯罪者に転落?
・比較的つい最近の話です、札幌の地下街郵便局ATMの上にパンパンに膨らんだ長財布が置いてありました、現金、カード、スマホ等、まさに人生が詰まった財布に見えました、私は財布を手に取りどこへ届ければ良いのか悩んでいました、そこへ大急ぎで飛び込んできた40代風の女性、ATM上に財布がない現実に愕然と肩を落としたのです、すぐにわかりました、この人が財布の持ち主で間違いない「すいません、これではないですか」と財布を見せたのです、受け取った女性からの感謝の言葉は一切ありませんでした、女性の顔は悪夢から目覚めたようでした、言葉が出なかったのかもしれません

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