E02 タダは続くよ、いつまでも

E.在宅勤務の真実

驚くなかれ、最初の案件内容

友人二人で始めた最初の仕事、最初なのだから実績を作ろうと必死でした、1か月2人で60万円の案件、この内容が凄かった、ある中規模会社の売上、在庫の管理に関するフルな機能を持つシステム、明細、合計、平均、最大値、最小値、範囲指定可能、ソート機能有り、マスター登録、在庫管理、棚卸、印刷機能有り、得意先管理、売掛先管理、倉庫管理、商品管理、まだまだあったはず、しかも、全て新規作成ですから設計料金も含まれています、今ならどこかのアプリを購入すべき内容でしょうが、どう考えたって、2人で1か月では無理です、実際は3か月以上かかりました、2人で行ったのですから月10万にしかなりません、しかも、この3か月休み無しです、生活費は貯金を切り崩しての生活、こんな状況にもかかわらず、一旦引き受けた以上は遅れた自分達に非があると思っていたのです、今思うと愚か過ぎますよ、無知は身を亡ぼす、哀れ過ぎると恥ずかしくなりますね

中間営業社は何社いたのか

中間営業社の名称は私が勝手に作った言葉です、大元の発注者である中規模商品会社は一体いくらの金額を提示したのだろうか、発注後については私の知っている情報の範囲では、少なくても2社以上の中間営業社が存在したのは明確なのです、2社と言っていますが実質2者かもしれません、例えば、最初は300万で発注してA社へ、A社はB社へ200万で発注、B社はC社が100万で発注、そして、C社から最終開発者の私達へは60万かもしれません、このようなA社、B社、C社を中間営業社と呼ぶことにします、いつも思うのですが、情報収集はビジネスになります、A社もB社もC社も確かにビジネスなのですが、ITド素人会社であっても最終的に私達が仕事を引き受ければ収入が発生します、しかも、案件(仕事)を右から左に流すだけです、このような構図は、正直、どんなに納得していたとしても腹が立つ気持ちが納まることはありません、私も人間なのですから、本当に無知は愚か者ですよね

無駄なシステムの機能を膨らませたのは誰だ

中間営業社が多くいる構図においては、開発側から質問があったとして回答が来るには時間がかかり過ぎてしまいます、質問の流れはC社からB社、A社、最後に大元発注者へ、返事は逆の順番で私達へ伝わりますが、やってられませんね、遅くて遅くて、一刻一秒争う時に返事なんて待ってられないのです、そこで、開発者2人で相談をするのですが、結局、とりあえず作ろうの結論となります、使いもしない機能をあれもこれもと詰め込む羽目になります、システムの仕様を開発者任せになると削除する根拠が無いので疑問機能はとりあえず作り込むという、あってはならないタダ働きがここでも起きるのです、無駄なシステムの機能を膨らませたのは誰あろう、その犯人は開発者本人なのです、私は今でも、このシステムが本番で使われた機能は全機能の2割程度だろうと予想しています、確かめる手段はありませんが

タダは続くよ、いつまでも

やっとの思いで作り上げたシステム、発注元へ納めて終わりではありません、どうやってシステムをマシンへセットするのか、どうやって動作させるのか、現地操作担当者への講習、マニュアル作り、なんだかんだと、こちらのミスではないにも関わらず現地へ呼び出されることは珍しくないのです、日当も出ません交通費すら出ません、すべてがタダです、システム作成に要した3か月後以降にどれだけの時間を要したでしょうか、まさに途方に暮れるとはこのこと、タダは続くよいつまでも、当時、電話を取りたくなかったのを良くお覚えています、電話はタダ働きの合図なのです

コメント

  1. もしかしたらフー より:

    実際のところ、短時間の変更の場合は、お金は無理でしょう。
    お金を取れるとしたら、一日以上かかるような変更の場合でしょうね。