C18 非正規社員がいなかった時代

C.非正規社員の憂鬱

リストラもなければ非正規社員もいなかった時代

自分が子供の頃、子供達は新聞配達のようなアルバイトをしていました、しかし、大人にとって働く時は正社員と決まっていました、だから、入社と同時に社宅への入居も可能でした、結婚してもみんなが社宅に住んでいた、社宅からは子供たちの元気な声、赤ちゃんの泣き声、近所の奥さん同士の会話も多かった、そりゃそうでしょう、旦那は同じ会社に勤めているのだから、何かと話題は多かったに違いない、みんなが同じ、みんなが一緒、みんなが公平、今のような格差が無かった時代、今思うとそれなりに平和だったのです

貢献している社員は数名

ある書籍を読むとこんな記述がある、例えば、社員数1,000人の会社がある、経営トップの社長が実感できる’頼りになる社内の人財’は数人だと言うのです、他の社員は言われたことをしているだけに過ぎないらしい、そこで、こんなアンケート「あなたは会社に貢献している社員ですか」と社員に尋ねると7割以上が「はい」と答える、ですが、経営トップの社長への同じ質問の答えは数名と答えるに違いない

社長と社員の差は今ほど大きくなかった

こんなデータもあります、昔は一般社員と社長との収入差は平均で3,000万ぐらいだろうとの言うのです、どんな統計方法で、かつ、いつの時代の統計なのかはさておき、今のビッグネームな企業のトップ経営者は天まで届けと言わんばかりの高収入、にも関わらず、正社員の給料は上がらず、非正規社員は増える一方、弱肉強食の世界で勝ち抜いた成功者はとてつもなく賞賛される時代になってしまいました、私は炭鉱の街、北海道夕張市で子供時代を過ごしました、みんなが炭鉱長屋の社宅に住んいまいした、宵越しの銭は持たない(その日稼いだお金をその日中に使い切る)そんな気分の人も多かった、当然と言えば当然ですよね、リストラなんてないのですから

だからこそ、みんなが幸せ

数多くの人が働く会社、確かに出来の悪い社員もいた、ミスばかりする人もいた、ですが、正社員として採用したのですから、会社側から辞めさせるような行動はほぼ無かったのです、出来の悪い社員にも妻がいて子供がいて親を扶養しているかもしれません、みんなみんな幸せだったのです、戦後から昭和終わり頃まではこんな時代でした、優秀な人間ではなく、まじめな人間が求められていた時代だったのです、そして、社長の本音がどうであろうと社員全員が自負を持っていました「俺は会社に貢献している」と

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