B03 手当は貰って当然ではない

B.正社員が故に

夕張の思い出

私が育った北海道夕張市は、今は面影が無くなりつつありますが炭鉱の街です、谷に栄えた街ですから平地が少なく、住居は山の下から上へ上へと建てられて行きました、夜、炭鉱長屋の街灯に電気が灯ると、その景色はとても素晴らしかったのです、ところで、当時の炭鉱の社員思いはとても強く、電気だけでなく、水道、住居、銭湯、予防接種、映画鑑賞、ありとあらゆる手当が存在していました、私の父は炭鉱夫ではありません、なので、炭鉱の手当てが羨ましいと常々語っていたのを思いだす

手当は貰って当然ではない

手当の正体、それは社員を囲う手段ですね、夕張市は炭鉱の街でした、爆発騒ぎが起きれば命の保証はありません、社員が継続して心地よく仕事に励むことができるように、サービスの一環として手当を付けているのです、銭湯や映画鑑賞は入店時に炭鉱の関係者(本人、家族)と証明できれば無料となります、炭鉱自身が銭湯と映画館を運営していたのです、そこへ、炭鉱関係者ではない人が来ると有料ならまだ良いのですが、混んでる時は入店そのものを拒否されます、大切な大切な社員関係者が最優先なのです、先ほど、夕張市の夜景は奇麗だと紹介しましたが、電気代が手当なのでほぼ無料に近かったはず、どうりで各家庭が街灯を煌々とつけていたわけです、この灯りが炭鉱の栄華も同時に表していました、保険や年金も含めて、手当に関する現実を正社員なら知っておきましょう、貰って当然ではないのです

非正規社員に手当はない

一般的に、非正規社員に手当は一切ありません、何が起きても全部自腹です、面談や派遣会社へ行く交通費でさえ出してもらえません、その理由として、世間一般では都合の良い解釈がされています、それは、非正規社員一人一人が社長なのだと言う人がいます、社長の交通費を他社が出すのは、やはりおかしい、だから出さないというのです、以前、交通費が無くて面談や面接に行けなかった人の話題がニュースとして取り上げられていました、現実は深刻なんですよ、服装代金や靴代金も含めて、いざと言う時の金欠病は本人の将来展望を直撃します、非正規社員にとっては悔やみきれない現実です

燃料手当と火山灰手当

北海道のような冬の寒さが厳しい場所に住む社員に対して、燃料代が支給される企業は珍しくないかもしれない、確かに冬の燃料費は大きな金額です、私の所属していた会社の鹿児島支店は火山灰手当が出ていたらしい、桜島って小規模な爆発はそれなりに発生するので、支給目的は服が汚れた、車が汚れた、洗濯物が汚れた等で支払ったお金への補填が目的です、このような社員全員への対象とならない手当は頻繁にもめる原因になると組合の方が述べていました、だったら「東京は通勤ラッシュ手当を出せ」みたいな話が出てもおかしくないわけです、手当って、どこか不公平感が漂うもののようです、配偶者手当や子供手当もあります、ですが、独身者手当はありません、人は働きは同じでも貰うものが違うと何かとやっかむ気持ちが出るのです

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