登場人物
ここまでの投稿では話を簡潔にするために、システム開発を依頼する会社をユーザー、依頼を受けて作業を行う会社を開発側と呼んできました、そして、開発側の会社には営業担当者、開発担当者が存在する、今の時代は何の名称であっても横文字であったり、複雑な組織名称や役職名が存在していますが、わかりやすく読みやすく言葉は漢字を使うこととします、ユーザーだけはカタカナですが
怒り100%に達した課長の言葉
忘れもしません、私が若かった正社員時代の頃、日頃はおとなしい印象の強いK課長が血相を変えて「至急、全員集まりなさい」と指示したのです、そして「最近行ったプログラミングの箇所、ステップ数を今すぐ紙へ書き出しなさい」と言われたのでした、とっさには真意が理解できませんでしたが、その真相は、ユ-ザーからの指示のみで開発者が直接作業を行うと、その現実を開発側の営業担当がまったく把握していない、つまり、ユーザーへの作業代金の請求をしていなかったのです、早い話、タダ働きをしていたわけですね、会社は設けてなんぼの世界、どんなにおとなしくても、そりゃ怒るでしょK課長、そして、念を押されました、作業内容は速やかに報告しないさいと、当然ですよね、今まで誰も指摘してこなかった現実がとても不思議でした、後日、会社名を株式会社から慈善団体にしようかと笑い話が出たほどでした
営業担当の必要性
ユーザーも開発者もシステムの完成を願う思いは同じです、ですから、要望やトラブルがあれば解決しようと必死に作業します、開発者つまり技術者って金銭事に関しては正直無知です、システムの総額がどの程度の金額で売り買いされているのか、自らのコーディング一行の対価としてユーザー側がどの程度の金額を支払っているか、まったく知っていません、恐ろしいまでの金銭感覚ゼロで日常を生きています、ユーザーからの電話一本の指示で、指摘を受けた箇所を訂正しようとします、本当は要望なのか、訂正なのか、追加なのか、バグ修正なのかで、作業量、緊急度、優先順位によって、ユーザーが支払う金額も変わります、つまり、開発側で一端保留事項となり、結論を出してからでなければ作業はできないのが原則、そして、作業結果は自社営業担当からユーザー営業担当への周知を行い、代金請求が行われるべきなのですが、ユーザーと仲良くなりすぎると、これらの中間作業が省かれてしまうわけですね
ユーザーと親しくなりすぎてはいけない
ユーザーと酒の席を囲んだり、もっと親しくなると休日に会ったりする可能性が出てきます、開発者はどの程度までならユーザーとの付き合いが許されるのでしょか、ユーザーから露骨に金額についての質問を受けたら、どこまでの話をして良いのでしょうか、難しいですね、もし「受付のあの子、かわいいね、名前は?」こんな質問をしてくる方もどうかと思うのですが、ユーザーへの折衝教育を受けていない新人社員なら答えてしまうかもしれません、そこで訪ねたいのですが、あなたの会社はやっていますか、ユーザーへの折衝教育を、ここにも決め事が必要でしょう、個人情報の扱いは今では常識になりましたが人間同士の付き合う情報の範囲はどこまでなのか、もし、不十分でしたら考える価値はありそうですね
新人社員研修でのユーザー折衝教育
結論を先に言いますが、私は一度もやったことがありません、新人社員研修は教える内容、スケジュールが事前に決められています、かつ、承諾してもらってこそ実施できるのです、含まれていない事柄を教えたら大問題になる可能性があります、新人社員研修の最終日、私は未来へと旅立つ新人社員を見送りながら、いつもいつも思うのです「本当はもっともっと教えたいことがある」と


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