A11 線表を引けるのは誰

A.システム開発のウラ側

線表を引ける開発者の条件

プロジェクトの開発スケジュールである線表は誰にでも引ける作業なのでしょうか、おそらく、プロジェクトの線表を引ける人間、それは私が何かにつけて言い尽くしてきたスーパースター(優秀なSE)だけです、線表を引くにはプロジェクトの全作業を知り尽くしていなければなりません、その作業量、その人員、必要とする物、必要とする知識、その順序、ユーザー対応、設計能力、リーダーとしての信頼と実績と安心感、さらには人間性、これらの条件を全て満たす人間はスーパースターだけです、あるいは、スーパースターだからこそ他者が作成した線表の再検討が可能なのです

線表を引くのが難しい理由

プロジェクトの開発時期において大量の非正規社員を必要とする段階は決まっています、プログラミングやデバックやテストの時期です、これらの作業が終了するとプロジェクトの顛末を見ることなく非正規社員はプロジェクトを去って行きます、システム開発における作業の開始は設計からと思われやすいのですが現実は違います、それ以前にユーザーの要望や聞き取り調査が行われていたはず、ユーザーは何を悩み、何を自動化したいのか、何を簡略化したいのか、どのような処理結果が欲しいのか、システム完成後はどのように開発側からユーザーへシステムの引き渡しが行われるのか、その後、システムの運用・保守はどのように行われるのか、そのためにユーザー教育は何をすべきか等、これらの全作業を抽出でき熟知していなければ線表は引けない仕事です

線表の引き直しの必要性

何故、線表が変わるのか、それは、担当者が変わったり、遅れている作業を別な位置へ割り振ったり、ユーザーからの要望が入ったりするからです、もし、線表が無かったら何が起きるのでしょうか、予定があるから進捗を報告できる、予定があるから実績の状況が把握できる、予定があるから次へ次へ次への作業に取り組めるのです、予定があるからこそ順番がわかるのです、プロジェクトの線表作成はどんなに変更が起きても引かなければなりません、私は毎日のように線表作成に悩むプロジェクトリーダーを見ています、相談相手はいません、声をかける人もいません、そこには、話をかけずらいオーラが漂っているのです

線表を引くスーパースターの凄さ

私はプロジェクトリーダーに割り当たっている個人的な作業はいつ行っているのだろうと不思議でした、しかし、それは余計な心配でしたね、自分の苦労する姿なんて決して人には見せないし語ることもしません、だから、スーパースターなのです

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